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VDS · 監視とパフォーマンス

コントロールパネルのグラフの読み方

「概要」タブのCPU・トラフィック・メモリのグラフが示す内容、期間の選択方法、グラフから導ける結論と導けない結論を説明します。

更新日 2026年8月23日

コントロールパネルの /hosting/vds/m/<id> にある「概要」タブには、マシンの履歴が表示されます。1時間・1日・1週間・1か月のCPU、トラフィック、メモリのグラフと、ディスク使用量のリングです。マシン内で何も設定していない場合、これが履歴データの唯一の情報源となります。

3つのグラフと1つのリング

CPU。 ティア内の全コアに対する負荷の割合です。100%は1コアだけでなく全コアがビジー状態であることを意味します。プロジェクトのビルドやパッケージの更新時の短いスパイクは正常です。100%の平坦な線が何時間も続く場合は、コアが不足しているか、システム内で本来存在すべきでないプロセスが実行されています。

トラフィック。 受信と送信のトラフィックです。帯域幅は最大500 Mbpsなので、縦軸のスケールは通常上限からは程遠い値になります。形に注目してください。ウェブサイトは訪問者に合わせてギザギザしたパターンになり、バックアップは矩形になり、攻撃やループするスクリプトは落ち込みのない平坦な線になります。

メモリ。 使用中のRAMです。ここで重要なのは絶対値ではなく傾向です。ノコギリ波(増加し、サービス再起動時に減少し、再び増加する)はリークです。上限までなだらかに上昇した後にグラフが急落する場合は、OOMキラーがプロセスを強制終了しています。メモリ不足をお読みください。

ディスクリング。 使用済み領域です。値はゲストエージェントのqemu-guest-agentから取得されます。エージェントを削除するとリングは埋まらなくなります。コントロールパネルにインストールコマンドが表示されるので、それを実行すればデータが戻ります。

期間の選び方

  • 1時間 — 今何が起きているかを分析する場合:サービスを再起動した、アップデートを展開した、あるいはその影響を確認しているとき。
  • 1日 — 日々のリズムを確認する場合:夜間のcronジョブ、朝のトラフィック増加など。
  • 1週間 — 一度きりのインシデントと定期的なインシデントを区別する場合。毎週月曜日の03:00のピークは偶然ではなく、あなたのスケジュールです。
  • 1か月 — ティアを決める場合。CPUやメモリのプラトーが数週間続くなら、上位ティアへの変更時期です。

期間が長いほど平均化が強くなります。1分間のスパイクは月間グラフではほとんど見えません。そのため、短時間の問題は1時間のスケールで探してください。

グラフに表示されないもの

  • 正確に何がマシンに負荷をかけているか。 コントロールパネルは合計値しか把握しておらず、プロセスは分かりません。原因の名前が分かるのは、システム内のhtopまたはbtopだけです。
  • ディスク負荷。 リングは使用済み領域を表示するもので、読み書き速度ではありません。それにはiostatとiotopがあります。
  • ウェブサイトのダウンタイム。 グラフが落ち着いていてもアプリケーションがダウンしていることがあります。外部監視が必要です。ウェブサイトのダウンタイムアラートをご覧ください。
  • 秒単位の詳細。 グラフ上の点は平均化されています。履歴付きの詳細なメトリクスが必要な場合は、Netdataをインストールしてください。

よくある間違い

1つ目は、使用済みメモリに慌てることです。Linuxは空きメモリをキャッシュに割り当て、グラフはそれを正直に反映します。警戒すべき兆候はスワップの増加であり、メモリが満杯であること自体ではありません。

2つ目は、1つの点だけで結論を出すことです。プランを変更する前に、同じセクションを週間スケールで確認してください。「常時負荷」と思っていたものが、実際には30分のジョブであることがよくあります。

マシンがSSHで応答しない場合でも、グラフの収集は続行されます。アクセスを失ったときは、まず「概要」を確認してください。線の途切れが、すべてが壊れた瞬間を示しています。