マシン画面(VNC)
コントロールパネルにある2つ目のコンソールです。マシンのモニター画面を表示します。これが特に必要な場面、テキストコンソールとの違い、フリーズした場合の対処を説明します。
更新日 2026年8月23日
「スクリーン」は、マシンにモニターを接続した場合に表示される内容を映し出します。起動プロセス、Windowsのグラフィック画面、全画面プログラムなどです。
どこから開くか
マシンパネル /hosting/vds/m/<id> の「コンソール」タブにある「スクリーン」ビューです。ブラウザで動作し、インストールは不要です。テキストコンソールと同様に、マシン内部のネットワークやファイアウォールに依存しません。
テキストコンソールとの違い
| テキストコンソール | スクリーン | |
|---|---|---|
| 送信されるもの | シリアル回線上の文字ストリーム | 画像 |
| ウィンドウサイズ | 常に80×24 | 通常どおり、システムにそのまま渡される |
btop、htop、mc | 切り詰められる | 完全に描画される |
| Windowsのグラフィック画面 | 不可 | 可能 |
| インストーラー画面とブートローダーメニュー | 一部のみ | 完全に表示 |
| コマンドのコピー | 簡単 | 難しい |
目安として、ログの確認やコマンドの貼り付けはテキストコンソールのほうが簡単です。全画面プログラム、インストーラー、Windowsの表示は「スクリーン」のほうが簡単です。
典型的なシナリオ
リアルタイム監視。 全画面プログラムはここで正しく動作します。
apt install -y btop
btop
マシンが起動しない。 「スクリーン」では、どこで停止したかを正確に確認できます。ブートローダーメニュー、マウントエラー、カーネルパニックなどです。画面のテキストを検索やサポート依頼に打ち直すこともできます。
SSHが使えないときにネットワークを確認する。
ip a
ping -c 3 1.1.1.1
systemctl status ssh
Windows Server。 Windows Server 2022および2025では、「スクリーン」が初回ログインの主要な手段です。デスクトップ、ネットワーク設定、リモートアクセスの有効化などを行えます。テキストコンソールではほとんど何もできません。
リカバリディスク。 起動モードをSystemRescueに切り替えた後は、「アクセス」タブの「スクリーン」を使うほうが便利です。パスワードなしでrootログインでき、マシンのディスクは /dev/sda として表示されます。rootパスワードの変更と再インストールも参照してください。
仕組み
- キーボードレイアウトはブラウザからそのまま渡されます。意図しない文字が入力される場合は、ご自身のシステムで英語に切り替えてください。
- コピー&ペーストは制限されています。「スクリーン」で長いコマンドを入力するのは不便です。テキストコンソールまたはSSHが利用できる場合は、そちらでコマンドを組み立ててください。
Ctrl+Alt+Delなどの組み合わせは、マシンではなくブラウザに横取りされます。- 長時間操作がないとセッションが閉じることがあります。その場合はタブを開き直すだけです。
画面が真っ黒な場合
- いずれかのキーを押してください。画面がスリープ状態になっている可能性があります。
- 「概要」タブでマシンの状態を確認してください。CPUとメモリのグラフで稼働しているかどうかがわかります。
- マシンがフリーズしている場合は、パネルから再起動してください。ソフト再起動にはゲストエージェント
qemu-guest-agentが必要です。インストールされていない場合、パネルにインストールコマンドが表示されます。
apt install -y qemu-guest-agent
systemctl enable --now qemu-guest-agent
「スクリーン」は診断ツールであり、作業スペースではありません。SSHが再び応答するようになったら、すぐにそちらへ戻ってください。コピー、スクロール、ファイル転送が利用できます。